Bad
スリラー」の記録を超すために、洗面所の鏡に「一億」と書いた紙を貼り、珍しく自分からいろんなうわさを流して話題作りをしたりして、もしかしたら全部のなかで一番気合い入れたアルバムかもしれない。
BAD期のマイコーはものすごくエネルギッシュで、仕事量も半端じゃない。
でも、その一生懸命さは先が見えていない印象を受ける。闇の中をただがむしゃらに走っているような、そんなかんじ。
その様子は、ものすごくかっこよく映ることが大半だけど、某映画のように、思いっきり滑ってることもある。それもまたかわいい。
28歳なのに、妙に思春期っぽいのです。「この時期にしか歌えない」歌がいっぱいつまっています。
デンジャ期のマイコウがしっかりと地球を抱きかかえているのに対して、バドマは宇宙までぶっ飛んでいるイメージ。
だから、顔つきもなんだか宇宙的な時がある。なんだろう、目から独特のビームを放っているというか…
そんなバドマ、ファンに人気が高く、私も大好きですが、自分の中ではデンジャマやヒスマにはあっさり負けてしまうわけで…
30超してからがマイコウだな。
このかっこいいジャケットは、SF撮影の時に撮ったもので、マイコウは元々この画像を使いたがったらしい。
私は最終決定の方が好きです。
ポーズもファッションも表情も抜け目のないかっこよさだし、
シンプルながら、赤黒白の対比、余白の面積もぱっちり。
そういえば、初めて見たときからうっすら写るマイコウの鎖骨が気になって気になって、
ファンじゃないときから見るたびに引き込まれてしまっていました。
このジャケが私をキモヲタの道に引きずり込んだのかもしれん。(笑