全体の感想 マイコウの音楽にはジャンルがない。いや、「音楽」という枠でくくるのにも疑問なぐらいだ。 作り出された音がどれもマイコウ自身を表現している。 そして、この「マイコウ主演映画」なるものを見た時にはさすがに驚いた。 これは映画じゃない。 ミュージカルでもない。SFの延長というと近いかもしれないが、マイコーの頭の中をひっくりかえして映像にしてみたものという感じだ。 ヲタになるほどこの世界観にハマり、一般人が見ると疑問符だけが残る。 そんな奥の深い作品です。素人にはおすすめできません。 ある程度ヲタになってきたら思い切って購入してみましょう。最近DVDが発売されましたので、より購入しやすくなりました。 Man In The Mirror マンミラはCD聞いているだけでもすごくドラマティックなのに、パフォーマンスになるとさらに表現の幅を広げていて素晴らしい。 歌ってるときのマイコー…良い顔してる。そして、曲に込められた熱い思いを余す所無く表現している。 後半になって、マイコー以外の人の映像も流れてくる。 ジョンレノンやマザーテレサなどの偉人も沢山映ってるけど、マイコーオンリーバージョンも作って欲しかったな…(笑 腰に手を当ててピョンピョン跳び回る動きがかわゆす。 A Retrospective Of 24Years Of Hits マイコーの輝かしい芸歴を振り返ってみよう!!のコーナー。 Music And Meに合わせて、きらきらしたお部屋の映像がゆっくり流れます。 この辺はすっごく素敵。選曲も良い!! 少しピノキオの人形が映ります。 その後は、I Want You Backでデビューしてからの映像が、「アレンジ」を施されてメドレーになっています。 このアレンジが、いろいろと微妙で、「元の映像の方がみたいのに〜」と思ってしまう事が多い。 一番カオスだと思ったのはWe Are The Worldです。葉っぱがあって…雫?が落ちて、その中にマイコーが…あぁーもう見にくい!! 逆にRock With Youとビリジンのアレンジはかっこよかった。 結構長いので、最後の方で飽きてくる。そして… Badder あ、次はバッドか。…ん!? ちびっこギャングの登場です。 マイコーのBadを子役達がパロディーするという、とってもおもしろい企画。 コミカルで子供らしい仕草が満載で、細かい所まで楽しめる♪ 出演している子達はプロっぽくて凄くダンス上手だと思う。 マイコー役の子供も、多分もっとかっこいい動きができるけど、パロディーという事を意識しつつ、面白い工夫を重ねてるんだろうなー。 最後の腕のつかみ合い(?)みたいな所が一番おもしろかった。 Speed Demon さっきの男の子が外に出て行って、煙が出て…忘れた頃にマイコーキターー!! かっこいー。何もしなくても映ってるだけで価値があるんじゃないか。ふがふが 一般人に発見されたマイコーはさわやか笑顔で逃げ回る。 で、走っているマイコーのフォームが無駄に奇麗なんですよ。 手足の長さが強調されて、鹿みたいに軽やかに走って行って…運動神経良さそう。 関係ないけど、運動が苦手な私は、リレーに出た後に「ドラえもんが走ってるみたいだった」という感想を頂いた事があります。(泣 うさちゃんに変身したマイコーはバイクで飛ばして逃げまくり。 一番最後までつきまとってきたのはパパラッチなんですね…意味深。 なんとか振り切った後はうさちゃんとダンスバトル!!いつになくのびのびと踊るマイコーは必見。 中でも、ウサギ相手にムキになったときの この表情はレアすぎる。(笑 そして警官に「ダンス禁止」の違反切符を切られるというトンデモ展開。 マイコーのユーモアセンスはじわじわきます。 困った顔して、か細い声で言い訳するマイコーの声も良い。 なんか、ダンスシーンが始まるまで正直ちょっと退屈だったけど、それが全て報われたようなお得感があります。 Leave Me Alone マイコーの体の中は、遊園地になっていたんですね… 新聞記事の内容が、実際のゴシップとおんなじだったり、エリザベステイラーの映像が結構長く映っていたりして意味深。 気になるのは、マイコーが苦手なはずの犬が、わりと沢山出てくるところ。 Smooth Criminal こっから映画本編。 野原で和気あいあいと子供と遊んでいたが、不気味な場所を見つけ、興味津々で幼女を連れて入って行くマイコー。 そこには黒服の悪そうな奴がいた!! なにかしゃべっている。私の持っているビデオは、字幕がないので何言っているか分からない。 「この世界をクモクモ大国にしてやる!!そして私は支配者となるのだ。ふはははは」 多分こんな内容。(←さっさとDVD買えよ) 幼女の悲鳴で悪者に見つかってしまったマイコーは、追われる身に。 そして逃げる。逃げる。ひたすら逃げまくる!! 犬にまで追われてしまう。マイコーは犬が苦手なのにっ! あれ、絶対逃げ切れないと思うんだけど、追いつかれる寸前で映像すり替わったね。 この映画は、逃げるシーンと、犬が出てくるシーンがとても多い気がする。 そして遂に追いつめられるマイコー。怖がってる顔がたまらん!!ハァハァ。 そのとき、夜空にきらりと流れ星が…そしてマイコーは… 変 身 ! 初めて見たときは「最初から車になれよ」と思ったのですが、この力は流れ星が出ないと使えないみたいです。 Club '30でのミュージックシーンの感想はこちらをどうぞ♪ 調子に乗って踊ってる間に幼女をさらわれたマイコー。命知らずの悪者め。奴は本気で怒らせると怖いんだぞ!! 白目向いて突進するが無惨にも蹴られてしまう。うずくまるマイコーを堂々と蹴るなんて、もう二度とあり得ない行動だと思います。 そんな所で感心している場合じゃない。幼女ピンチ、マイコーピンチ、良くわからないけど多分地球もピンチ!! その時、夜空には一筋の流れ星が… ウィーン、ガッシャン、ハーオ!!ドッキューンドッキューン、ヴォヴォヴォヴォ… 魔法の力で悪い奴らは一人残らず皆殺し★ そしてマイコー(宇宙船)は遥か彼方へ。 悪は去り、地球の平和は戻った。マイコーが居なくて寂しいよぅ…と泣く幼女。 この子の演技がすっごく健気で感動的で、こんなカオス映画なのに、妙に説得力があって、入り込んでしまいます。 すぐに帰ってくるマイコー。子供達は喜びまくり。変身以来久しぶりのノーマルマイコーが見れて私も喜ぶ。 幼女とマイコーの再会シーンがこれまた感動的に出来てるんだよな…なんだかなぁ。 Come Together 「怖くないよ〜」と楽しそうに笑いながらステージに招待するマイコー。 そしてとっておきのパフォーマンスをプレゼントします。 ふわぁ〜かっこいい〜〜色っぽいぃぃぃ。 赤い照明に飛び散る汗、力のこもった声がロックだ!! そして、今回の衣装はマスタード色。バド〜デンジャ期のマイコーは色んな色のシャツに挑戦してくれるので楽しいです。今回も似合ってるぞ〜! くねくね動いてファンを悩殺しながら歌いまくる。心なしか段々と衣装がはだけていってるような…はわわわ。 もうお腹いっぱいです。ちなみに、この曲はビートルズのカバーでして、映画に出てくる白人の男の子は、ビートルズのメンバーであるジョンレノンの息子さんでもあります。 The Moon Is Walking 突然出てくるおじさんたち。微笑みながら謎のオリジナル曲を披露してくれる。 アフリカ民謡の香りがするこのパフォーマンスを見て、マイコーは感動の涙を流したという。 しかし、この流れでいきなりこの歌を出されても、見ている立場としては、頭の中が?だらけ。 だが仕方ない。これがMOONWALKERなのだ。 メイキング映像らしき物も流れてちょっとお得。 次のスムクリは映像が微妙だ…う〜ん… あ、マイコーが…ウィンクした!!マイコーのウィンクいただきぃぃぃっっっっ!! これで終わりです。 なんだかこの作品は、変身やら特殊映像やらでマイコーの存在を忘れた頃に、再びかっこいいマイコーが現れて、いつもと少しずつ違う表情を見せてくれて、ファンを狂喜乱舞させたあとまたどっかに消えて…の繰り返しのような気がします。 そんで、「なんかよく分からんけど全部見て良かった〜!!」と思わせてくれる、 ある意味凄まじいエンターテイメントです。 |